過去通関士をしていました。通関士の良いところ、そして悪い所も包み隠さず紹介します。

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通関士試験択一式解説 通関実務

外為法が通関士試験に出る理由

投稿日:2017年1月4日 更新日:

こんにちは。

たまごんです。

仕事始めもあと少し。

仕事が終わっても定時までは帰れませんので、ブログ更新しています。

では、私が通関士の勉強をしていた時に分かりにくかった点を紹介します。

 

外為法ってなんですか?

 

外為法の一部が通関士試験でも出題範囲になっています。

外為法って言われても、いまいちピンとこない法律です。

 

外為法は正しくは、外国為替及び外国貿易法です。

外国とのお金のやり取りとか、貿易に関する法律です。

 

通関士試験に関していうと、外為法自体では学ぶところは次の2条のみ。

(輸出の許可等)
第四十八条  国際的な平和及び安全の維持を妨げることとなると認められるものとして政令で定める特定の地域を仕向地とする特定の種類の貨物の輸出をしようとする者は、政令で定めるところにより、経済産業大臣の許可を受けなければならない。
 経済産業大臣は、前項の規定の確実な実施を図るため必要があると認めるときは、同項の特定の種類の貨物を同項の特定の地域以外の地域を仕向地として輸出しようとする者に対し、政令で定めるところにより、許可を受ける義務を課することができる。
 経済産業大臣は、前二項に定める場合のほか、特定の種類の若しくは特定の地域を仕向地とする貨物を輸出しようとする者又は特定の取引により貨物を輸出しようとする者に対し、国際収支の均衡の維持のため、外国貿易及び国民経済の健全な発展のため、我が国が締結した条約その他の国際約束を誠実に履行するため、国際平和のための国際的な努力に我が国として寄与するため、又は第十条第一項の閣議決定を実施するために必要な範囲内で、政令で定めるところにより、承認を受ける義務を課することができる。
(輸入の承認)
第五十二条  外国貿易及び国民経済の健全な発展を図るため、我が国が締結した条約その他の国際約束を誠実に履行するため、国際平和のための国際的な努力に我が国として寄与するため、又は第十条第一項の閣議決定を実施するため、貨物を輸入しようとする者は、政令で定めるところにより、輸入の承認を受ける義務を課せられることがある。
 

上記のように、経済産業大臣の許可承認を必要とする決まりがあり、

具体的な許可承認が必要な場合の決め事は、輸出貿易管理令と輸入貿易管理令

記載されています。

これは、輸出であれば別表1と2に、輸入であれば輸入公表に書かれています。

ここを、通関士試験では知っておく必要があります。

 

そして、どんな決まりにも例外がありますので、例外として許可承認が不要なところ

もしっかり知っておく必要があります。

ここについては、しっかりとまともな参考書には記載されているはずです。

例外というやつは、試験で問題が作りやすいところですからね。

 

どんな時に貿易管理令がかかわってくるの?

なかなかイメージのわきにくい法律です。

では、どのような時に貿易管理令を気にしなければならないのか、

具体的に書いてみます。

 

例として、パソコンや高機能な機械などを輸出する場合で考えます。

パソコンや高機能な機械は、日本の高い技術力もあり良く輸出されます。

 

その場合は、輸出先の国で、どのような使われたをするでしょうか?

多くは、普通に本来の目的で用いられるはずです。

 

しかし、何処にでも悪い人間はおり、本来の用途以外に使用される可能性もあります。

例えば、改造して武器などの部品や作成機械に転用される可能性もあります。

 

そのようなことをさせない為に、輸出時に決められた基準にあてはまる

貨物は、外為法に基づく許可承認を輸出時に課しチェックしているのです。

どちらかというと、輸出において注意が必要な場合が多いですね。

 

試験的にもほぼ出る分野です

関税法関連以外の分野ですが、ほぼ毎年出題される分野です。

テロ防止の重要性が増していますので、水際でこのような物を止めることが、

安全な世の中の為には大切なのです。

 

そういった意味で通関士もきちんと知っておく必要があることです。

間違って輸出したでは済まない分野です。

だから、試験でも出るのです。

罰金も確か、億単位まであったと思います。

あー恐ろしい。

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